またとなけめ

 

 

眉間によぎる鈍痛 意識が浮遊して暗転、きっかり5時間しか眠ることが出来ない これは習慣であり怠けでありどうにもならないことでもある 昼寝を設けてくれたら最高なんですけれど、別にここは保育園な訳でも無いので、泣く泣く途切れそうになる意識をかろうじてそこらへんの木に引っ掛けて存在を保てている 不毛な毎日 やりきれなさと嫌悪感を抱えて攻撃的な態度 染み付いたせめてもの防衛反応はここいらで潮時なのだと感じる 許されるのは若い内 大人になってしまったからには、我慢を覚えないといけない ありとあらゆる理不尽や噛み合わない会話に疑問や怒りを提示せず、何事も無かったかのように、感情を希釈して希釈して希釈して透明になれば全部赦されるよね 生きることは死ぬこと 自然の摂理に従って、ゆるやかに瞼を閉じれば桃源郷 楽になりたい でも楽になれるほど徳を積んだ生き方は出来ないでいる

全部受け入れようとしてそれが自分の糧になりはしないことなんてずっと前からわかってる 物事には順序がある それもわかってる 質実剛健には生きられないこと 全部わかってるから全部出来なくてしんどい 言葉にしなくてもわかってほしいんじゃなくてわかってもらおうと思ってないから言葉にならない 自分を信じられるのは己のみって感じてるわけじゃないけど私がめんどくさくて不器用でまわりくどい人間だってことは自分が一番よくわかっているし他人にとって分かりにくい存在だっていうのも分かってる 本当に全部わかってるけど自分の人生経験と精神がそれに追いつかない 頭でっかちになっていって勝手にパンク寸前なだけなんだけど

ああ嫌いな匂いだ