詭弁

 

 

人間と会話することが出来なくなった月曜日

心がポッキリ折れた音がした 帽子を目深に被り、取り巻く環境の全てをシャットアウト 下を向いて感情を希釈する毎日 暴力には必ず終わりが来る 大抵零時を越えればもう気力も無くなる 振り下ろされた拳の跡 発熱する患部 元いた場所から吹っ飛んでる自分 霞む視界 終わりが見えてきたらもう眠って、明日は何事も無かったかのように過ごさなければならない 懸命に 逆に言えば暴力で解決できない問題に解決方法などなく、ひたすら内側にストレスが溜め込まれ、感情が爆発してしまえば何もかもおしまい 目に見えるような簡単なものじゃない分厄介以外の何物でもない 結果、そのエネルギーを暴力に変換するしかなく、壁を殴る毎日 希釈して希釈して希釈した感情はもう能動的に感じることを放棄し、死んでいく脳細胞 言葉が全く出ずに、コミュニケーション不全 病気ですね?多分そう それなりにそう 流石に1週間続くと精神的にはもちろん、何故だか肉体的にも疲弊してくるので、なんとかリハビリをせねばと少しずつ人間と関わるようにし、まあ割と戻ってきつつあるのですけど だからと言って私の人格が正されるわけではないので、生きにくいことには変わりないのですけれども 別に助けて欲しいわけじゃないんだ SOS信号は出てるかもしれないけど、それに誰かが気付いてくれたとしても、何か変わる訳でもないし でも普通の顔して平気ですって笑ってられるほど私は私を許せない どーせ普通に生きられないんだから好き勝手やらせてくれ 誰だってそうさ 私ってきっとどこに居ても意味が無い