膨張・δ 即ち悪

 

 

梅雨入りと同時に混濁する意識 自分が真っ直ぐ生きられないということを痛感 感情優先して行動を起こすといつも後悔する やめればいいのにって思うけど、人間らしさを優先するとそうなってしまう 口を開けば本当のことだけ言えずに余計なことばかり口走るので俯いて閉口、そうだ、下を向いてランドセルの紐を握りしめて全ての事象をシャットアウトしていた時の自分を思い出して欲しい いつだって喧騒とは程遠い それに憧れとも嫉妬とも似たよくわからない歪んだ感情拗らせて結局いつも何がしたいのか行方不明 私と関わるとろくな事ないですよって、放っておいてほしいし全部放り投げたいのに、なかなかそうもいかない世の中 きっと自分が思うより周りの人は優しいんだろうし、周りの人が思うより自分はずっとちぐはぐで歪んでいる それをわかって欲しいしわかられたくなくて、滅茶苦茶な思考回路、元気無いねって言葉、結構心に突き刺さる 別に元気が無いわけじゃないしそもそも元から元気な方ではない 慢性的に不健康だし顔に覇気がないってよく親に言われたっけ いや顔に覇気がないってなんだよ もう本気で誰とも関わりたくない 自分のキャパを越えて生きるのが辛くてしんどくて下痢 社会不適合者が頑張って集団の中で生きようとしている様、あはれなり 自分は親とは違う、ああはならないって思う反面蛙の子は蛙だよな〜って向こう岸で皆が嘲笑ってる “所詮”って枕詞、呪いみたいに脳裏にこびりついて離れない まあもうどうでも良くなってきちゃってるのが現状 笑えねえよ 何だこの人生 人に迷惑をかけたくないし出来れば穏便に済ませたいし でも他人に興味をもてない人間が円滑な人間関係築けるはずもなく ありとあらゆる言葉がすり抜けてく 反応しようとする気力もわかない みんな私の事認識してくれなくていいのに 結局目も合わせられないし言葉も喉をつっかえて上手く出てこない 自分だけがって思ってるわけじゃない むしろ、役に立てることならやりますよって感じだけど、如何せん能力には限界がありますので 頭悪いし性格悪いしどうしようもねーからそれで苦しんでいる 結局私って何の役にも立たなくない? やってくれてるよとか慰めの言葉いただくけど別に自分が仕事出来るとも到底思えないしクソみたいな人間だし落ち込む毎日 中途半端な偽善者だから余計に他人の気持ちがストレスになる 

真っ白な病室で、やせ細った身体を起こして、ちょっと嬉しそうにはにかんで、手術したばかりなのに朽ち果てた屋上でタバコふかしてる横顔見た時、私もうこの人に何も言えなくなっちゃったなって思った そういう弱い人間だから他人と関わりたくなくなる だから関わらないようにしたいのに 他人のこと深く知りたくない 自分のことも知られたくない 常に死にたいって思えてきたしもう本当に決めなきゃならない 時間が無い もう本当に時間が無い