テレキャスター

 

 

睡眠が第一にして唯一だ 

私は会社にはバス通勤で向かっているのですが、朝から決められた時間に家を出て、バスを待ち、人間に囲まれて一緒に運ばれていくのが遂に耐え切れなくなり、最近はチャリで行っています 別に清々しい気持ちになれるわけじゃないし、結構急な坂道になっているのでまあプラマイゼロって感じなんですけど 

こういう時、車やバイクがあれば便利なんだろうなあとは思うが、交通事故のニュースが飛び交う世の中 私は自分の過失で人を殺めてしまったらこの先気持ちよく死ねないと思うので、やはり、持たざる者が持つべきではないのだろうなと納得 知らない人間殺しちゃうくらいなら殺したい人間殺して死んだ方がいいに決まってる いや良くないが 

家族という関係性が終焉を迎えようとしている

いざとなると自分のこれまでの人生振り返ってしまい思わず失笑

いい思い出なんてひとつも無かった

血の繋がりが1番信じられなくなって、愛とか絆とかそういうの全部分からなくなった

気付いたらいつも愛想笑い 無理して道化を演じて部屋に引こもる バイクのエンジン音が聞こえると父親が帰ってきた合図 それが怖くて怖くて嫌で嫌でたまらなくて でも避けてるのは分かられてしまうもので、怒鳴られたり殴られたりするのも疲れるので虚ろな目でテレビを眺める ひっくり返された食器に投げつけられたビール 誰より何よりこの関係性に終わりを告げたくて、18で実家を飛び出した 早4年 

一人はとても気楽だし、家にいるのに身を守らなくてもいい 愛想笑いも空気を読む必要もどこにだって無いし、惰眠を貪っていても、私が、私のしたいように生きているのを誰にも咎められずに済む 楽園だ だけどふとした拍子に呪いみたいにこびり付いた言葉が脳裏を掠めて、やっぱり私は赦されないんだって死にたくなる

マイナス思考とかネガティヴとかもうそういう次元じゃない とっくに壊れてる これはそうなんかもう人生観みたいなのが悲観的になるように出来てる システム上の不具合なので、言い換えれば、遺伝子レベルでおかしいということですね はい、劣性なんです私 結局そういうことだよ おしまい