オーバー

 

 

窓の外、流れていく景色 過去の残像が重なっては消えてった 懐かしいという気持ちと一緒に今の絶望とリンク、楽しかった時間なんて私には必要のないものだと言い聞かせ、目を瞑ってやり過ごす零時間近の冬の空 

言いたかった言葉は今日も言えずに上辺だけのありがとう 一人で生きてはいけない そんなの分かってる 無知でいたいけど年齢と周りがそれを許さない そろそろ、なんて常套句、そろそろ聞き飽きてきた なんの頃合い?いつだって死にたい 見返したいって思う気持ちは大事だと思う 悔しさと憎しみと殺意で今まで生きてきたけど己の良心的な部分と噛み合わなくて今日も脳内は戦争 常識なんてなくていい 完全にイカれちまえばこんなぐちゃぐちゃな気持ちにならなくて済むのに 善良な人間でいたいとは思わないし、それは私の解釈とは違う訳で、自分の中だけでもこうなのに、そりゃ対人関係上手くいくわきゃないわなと納得 ここでやっと和解するんですか? 無駄な時間が毎日毎日 生きてる意味ってとっくに考えるのやめてるけどふとした拍子に意識の表面浮いてくる それで内側から死ねばいいのにって責められてそうだよねってまた納得 身投げしたいから背中を押してくれ でもそれでも生きなきゃならないっておかしいだろ 思い出も夢もいらないから救いをくれよ もっと私を取り囲む環境が過酷で地獄で全部に絶望してればってでもそれって自分次第な訳で今更どーこー言ったって後の祭りだし大事なものが増える度面倒な気持ちになる 些細な事に希望見い出したり恩を感じたりそれを返さなきゃって思ったり全部投げ出せるような人間性だったらって思うよ でも別にそこまで酷い人生でもなかったしまあそこそこおかしいし歪んでるし狂ってるけど 他人と比較してしまうといつもこうだ 信念が揺らぐし見失いそうになる 過去を振り返ったって仕方ないのに、未だに夢を見て魘されて学校行かなきゃ!って飛び起きて、冷静に自分が何者なのかを思い出して苦笑する 囚われてるわけじゃないと信じたい 別にたいした気持ちも残ってないし じゃあなんでそんな夢なんか見るんだろう? 朝目覚めませんようにって祈りながら毎日床について律儀に目覚めて繰り返しの毎日 朝が来て嬉しかったことなんてクリスマスの日くらい? 愛情について考える 意味の無い余分なものでしかない 終わってしまった今となっては 与えて受け入れる仕組みになっているものについては、いずれは尽きることになっている すっからかんになった残りカスのことを、情というのかもしれない