レスキューレスキュー

 

 

祖父が死んで数年経つらしい

時が過ぎるのは早いもので、あの時抱いた気持ちももう忘れかけている 生きてて欲しかった、とも、また会いたい、とも思わない

思えばろくに接したのなんて小学生の時の記憶だし、そんなの朧気だから特に関心が無くなるのも頷けるけど、家の前に自転車が止まってると、それが祖父の訪問を知らせていたので、なんとなく同じ色の自転車を見ると思い出してしまう 特にどう言う気持ちになるとかは無いけど、そんなこともあったなあ程度

特に人が死ぬことに対して思う気持ちはない 自然の摂理だし、どうしようもないものだし

近かった訳では無い いつも 気が付けば置いてかれてるしでもいつだってそうだったなって自己完結

結局評価なんて好き嫌いで決まるんだって だったら私も嫌いだからそこに向ける感情なくていいよね 正しいことを言えばそれは正しいさ でも、自分の考えに固執して、それを正しいことだと人に押し付けるのは浅はかだと思う 反論されると分かってもらえなくて逆上して手を挙げてくるんだから、そういう、いつまでもいつまでも寂しがり屋で子供じみたところが理解出来なくて気持ち悪くて尊敬なんて出来たことない

ろくに話なんて出来やしないのに、一緒になんてよく言えたね 諦めるなって皆言うけど余計なエネルギー使って何になるんだろう どうせ人なんて変われるわけないんだから、努力するだけ無駄なんだよ だから戦争って無くならないんだよね 緩やかな死が目前に迫っていたけど、追い詰められる死に方はなんとなく嫌ですよね 毎日毎日落ち着ける日なんて無くて、家に誰かいるのが堪らなく居心地が悪くて、たった18年だけど私の世界の全てだったから 全部無かったことにして消えて欲しい だから会いたくない 顔も見たくない 私それでも生きていけるよ 

存在が気持ち悪くて仕方ない そこにあるっていうだけで、目に見えない関係性っていう不確かで確固たるものが恐ろしくて 選択肢なんてハナから無いし 世の中の不条理詰め込んで爆誕してきた 

また1つ歳をとり、後悔だけが募ってく

こんな感情終わりにしたい