笑えない話

 

 

褒められ伸び子だったら良かった 素直に生きられたらどれだけ楽だろう

そんなんじゃないっていう私を信用してくれ 目の前にいるの多分私じゃないよそれ どんどん上書き保存されてって気づけばもう後戻りが出来ない 窮地に立たされてるってこういうこと? 削除してください全部 でもそうはいかないのが世の常 世知辛いとはよく言ったもので 消えたい気持ちが今日も浮かんでは風化していく 

なあなあ生きてたって絶望しか生まれないし、他の人は一体どんな誇れるものがあるっていうのだろう 目的があって生きてる人なんてそんなにはいないはずで、私だってその大多数のうちの1人なのだ それなのに、というのは野暮な話なのかもしれない それでも、って句読点で終わりにして次のページに行っている そうやって中途半端に手放したものが容量オーバーで心の内側を締めていく 気付けばもう苦しさだけがいっぱいいっぱいになっていて、楽しさとか嬉しさとか何処?って感じ 何もいいことなんてない 救いなんてない 何にも期待できない 自分にさえ だから死にたくなる 最初から何も無い人間は何も得られない 運命もあの背中も 何もかも私の事すり抜けて気付けばやっぱり私は奈落の底だし ああ嫌だなっていうのが漠然と脳裏を掠めてまた膝抱えて今日も終わっていく 意味が欲しい 歳だけ重ねて根本的な部分はいつまで経っても成長の兆しを見せず 悪夢に魘され現実に翻弄されそしてまた無慈悲に明日というものは必ずやって来る 喜ばしいことですね、美しいことですね 

太陽なんてなくたっていいから安心できる場所が欲しい