ヒュプノス
寝たい ひたすら そう思う
読書がとても捗る
――酩酊。
とまでは行かない
どうして自分がここにいるんだうという感覚
楽しかった?と問われても曖昧に笑うだけ
もう7月も後半に差し掛かり、夏もいよいよという感じで世界に色がつく
店に向かって歩いている最中高3の時のクラスメイトを見かけた
別段仲が良くもなかったし名前も思い出せない
4年という月日は一瞬の青春時代を忘却の彼方に追いやるのになかなか充分な、というところである
チラと横目で見やっただけですぐ視線を前方にやったのでどうもこうもなかったけど何となく自分の生きてきた歴史を思い起こされ嫌な気持ちになった
毎年毎年自分の根本的な部分は全く変わらないが表面は環境に合わせて変わっていく
よく細胞が生まれ変わっているから別人などとアホみたいな言い訳をしているがそれは場を和ませるためのただのジョークである
それもジョークで本当はカモフラージュ
表現の向きを変えるとするならばただの言い訳
悟られたくないのである
態度違うね
ベストアンサー
自分でも誰だこれ?と思うことしばしば
汚い6畳の部屋が三途の川なんです
そこを渡って扉を開けると私は死ぬので
毎日生まれて毎日死んでいく
今日の私はさようならということで
バスに揺られて8分
さながらゾンビ もう放っておいてください
そこで笑ってる私はもう死んでるんです
楽しいことが何も無いわけではないし何かを好きになることが罪だとは思わない
死んだら全部無くなるからどうでもいいやと投げやりになったりすることも特にない
この1秒後死ぬかもしれないしそんなつまんないこと考えて人生消費したくないといいつつこんなつまんない文書つらつら並べて無駄な人生送ってるんですけど
自己矛盾がアイデンティティだから
存在証明 それは生きているということになり得ませんか?
確証が欲しいのかもしれない
だから、さも当たり前のようにそこに佇んでいる自分がよく分からなくなる
本来ならば席が用意されるような人間ではない
兎に角なんでも笑って受け入れろという外交術を身に付けてしまったのでそれが良くなかったのかもしれない
張り付いた仮面はなかなか剥がせなくて、きっとどこでどうやって生きても私はやり方を変えられないんだろう
何が面白いのだかさっぱりわからない
ユーモアセンスの欠片も無いし喉の奥がいつも嫌な感じがする
安定安全安心な生活を夢見てるけど普通に生きられないのでそんなことはありえない
仕事を辞めて、ここも出てって、仮初の何者でもなくなって、私は私を保ってられるんだろうか
答えは否 焦燥感だけが募る