世界が終わればそれまでじゃん

 

 

酒を少々飲んで電車に揺られてる時に1日を振り返り、まるで夢の中の出来事だったんじゃないかと微かに落ち込む、そんな休日の終わり

 

伸びた前髪を切れずにいるのは簾の役割を担っているから

言い換えれば遮光カーテン

だらしないだけ

 

自分でも気にしていて、どうしようかなと思っていることを、どうしたの?と聞かれるとあぁ覚えていて気にしてくれる人もいるんだなあと申し訳ない気持ちになる

その気が無いわけじゃないし、自分でも原因がもう分からないんだけど、どうしようもなくなって、結局手放すことすらできずにいて、皆埃を被っている

 

大事なものなんて本当は無かったのかもしれない

そもそも自分が大事ではない

そんなこと言ってたらどうしようもないままだね

きっと明日も腹が痛い

 

踏ん張ってこらえてその先にあるものって一体何なんだろう

早く出勤するのは無駄な事をしているのでやめた

シフト表を見ると具合が悪くなるので見るのをやめた

人と関わりたくないので話すのをやめた

こうやってどんどん人間性を欠いて行って、後に残るのはまともな自分

現実世界とのギャップ

頭を抱えて叫んでいたってどうしようもならない現実

だってそうじゃん普通になれる要素がない

培われていくのは人格分裂力

私じゃない私は誰?いやそれも私なんだった

誰かに私をやってほしい

それが弔いになる 私の周りの人間への

 

自分になにかひとつでもあればおかしくならなかったのかもしれない

まあもう後の祭りですけど

何も無いから何か欲しくて結局手に入れたのが少しの常識と愛想笑い 感情を希釈する術

 

悲しい思いも辛い思いも殺意も抱きたくないでも普通に生きてたら何も考えるなって言うのは不可能じゃん

だからなるべく何も感じなくなるように感情を薄めて薄めて最後にはどーでもよくなって水に流してさようなら

そうしているうちにどんどん自分がよく分からなくなっていく

何にどんな感情を抱けば正解なんだっけ?普通なんだっけ?

年々人格にブレが生じていて、その差がかなり激しくなってきているので、もう人格矯正プランが機能しないかもしれない

昨日の私は今日の私ではない

14歳の私と、21歳の私は別人なのである

だから中学生の時に出会ったみんなは私の事忘れてください連絡をシカトして全部削除した行為を愚かだとは思いたくない

私の人生の中で一瞬だけの些細な繋がり

それを一生背負うには私には荷が重すぎる

無駄だったとは思わないでも価値があったとも思えない

そうやって誰にも看取られずに死んでゆくんでしょう

正しくはない だけど間違いでもない

事実だけがそこにある

 

時計の針は左には進まない