百分の一

 

 

自分の真理に蓋をして闊歩する日常 私は今日も、白線の上をなぞって生きている 誰かの足跡を辿って、道を誤らないよう、目を凝らして それでも正しさなんてどこにも見つからないし、本当の事なんて知りたくはない 私は私でいたくないし、それでも私は私以外の何者にもなれないし、産まれたからには人生を謳歌して真っ当に死ななきゃならない 外面がいい人間に育てられると、枠からはみ出すことが怖くなる 人と違うことはおかしいことだし、自分は絶対に正しくなきゃいけない mustが増え続けるが私の人格は歪んでいて矯正不可能なので、世間と自分の理想と現実にズレが生じて情緒がバグる 結局私は絶対に正しくないしでもその事実を自認しているからこそその反対に生きていれば正しいわけで、私は私を反面教師にして否定して殺してずっとずっとずっとずっとそうしなきゃならない いつまで? 自問したところで答えが返ってくる訳でもない 私は私を肯定できない ってずっと同じこと言ってるけどお察し、自分の中で六道輪廻 終わりの見えない自責 増え続ける失点 サヨナラ勝ちしてえよ アスペクト比が狂った世界でフォーカスを合わせるのに必死になってる歪んでデタラメでちぐはぐな世界を朦朧とした意識で犬かきをしている 助けなんて必要ないから頭かち割って本当におかしくしてほしい そうすれば価値観も180度変われるか? 予行演習で体を横に90ど曲げて歩道を歩いてみた 視界はいつもと違って新鮮な気持ちになったけれども見えてるものは変わらないので私の脳は残念なことにド正常でした おかしいのは精神の方で、スプーンでほじくられた心臓、ずっと痛いからきっとそう 別に私何も考えてない 何も知らないから干渉してこないで欲しい その1歩を踏み込んで欲しくない 掌を返された時の絶望感が忘れらんないし結構ショッキングな映像鮮明に脳裏に写し出されるから無理矢理フラッシュバックを希釈した感情で押さえ込んでいる というか気にしないようにする努力をしている 本当の事なんてどうだっていい 別に私が私である必要も無い 求められる人物像を頼りに自分のキャラ付け そうした方が楽だから だから忖度ばかりしている 気使うのやめようかな 自分の本当なんて、誰にも忌避されるんだろうなあ