便宜上の些細なもの

 

 

容赦なく照りつける太陽

使い古された在り来りな言葉

私は朝から人と会話することができない

ほんの僅かな紫外線アレルギー

手首に出来る水膨れ

夏は嫌いだ

世界が生きてるという感覚

水着ギャルがキャピキャピしているCM

喉越しの音声が不自然にミュートされた代わりに注ぐ音がやけに響く生ビールのCM

制汗剤の青春CM

どうしようもなく活気づいている日常

反比例する私の非日常

ここはどこ私は誰

生きていることを実感するのは嫌な癖して生きているという確証をいつまでもいつまでも欲している

わかりやすい指針が欲しい

 

朝からブチ切れ申した

ちゃんとしたフリすら出来ない人間が死ぬほど嫌いだ

みんなができることができない人間が嫌いだ

集団から外れた行動をとる人間が嫌いだ

嫌いで嫌いで仕方ない

先入観

交わしたのは挨拶のみ

1年ぶりだっていうのに相変わらずですね

人を嫌うってことは嫌われる覚悟を持つこと

受け入れてます私のこと嫌いでしょう

 

大好きなカレーも感動しない味がしない

一味をドバドバかけてみても何も感じない

夏バテ?いやいや

お昼食べたの?とか休憩とったの?とかいちいち聞かないでくれ

別に死ぬわけじゃないやがては直結していくものかもしれないけどまあ願ったり叶ったり

焼肉食いてえ なんかこう、胃腸弱くなかったらなって思う

毎日かき氷で生活する

背中が痛い

私がやらなければって思うけど頼りにされると腹が立つ

なんで私みたいな人間を信用してしまうのか?愚かじゃないか

外から聞こえるバイクのエンジン音

いつまで経ってもロックンロールの様に鳴り止まない

耳を塞いでみても頭が覚えてる

記憶が鮮明に蘇る

そういう時はヘドバンに限る

湯船に浸かりたい

 私には何も無い