肥溜めロックンロール

 

 

夢を見た

私は窓から駅が見下ろせる部屋に住んでいた すると、どデカい放水車が1台、突如として現れて、あっという間に全てを水で塗りつぶしていった 水底都市と化した駅はさながら美しい地獄のようで、交通網を絶たれた人間は何故か電線をつたって移動しようとしていた バランスを崩して電線に掴まり、その拍子で断線し感電してぼとぼと落ちていく人間を私は窓に頬杖をつきながら眺めていて、それもまた、美しいと感じるのだった