アベレージ

 

 

中学一年生の頃、何故かわからんが初っ端不登校キメてる女の子の家に他クラスの奴と一緒に行った

自転車に乗れないくせに自転車を押して歩くし、部屋は抜け落ちた髪の毛だらけで軽くホラー 何をしたのかも覚えてないし、それが単なる慈善事業だったのかすらもあやふや

偽善だったっていいじゃない 色が白くて頬がコケててガリガリででも義務を放棄して生きてることを許されてるから私より上

羨望感と嫌悪感とがごちゃまぜになってよくわかんないまま片割れは不良になったし私はキモヲタになった結末 

それは別にそこが分岐点って訳では決して無いし、きっとどうあっても道を違えることは必須で、無駄に思春期という、その後の確立した人格形成において大事な時期に至極無駄な時間を消費したに過ぎないのだけれど、なんとなく、私の中であまり思い起こしたくない出来事の結構上の方に位置している わざわざ手を伸ばして記憶から引きずり出しているのはもういい加減に過去と決別しなければという、それは連日悪夢にうなされているせいであり、自分の表立った意識とは関係なく、神経を疲弊させられるのにだいぶまいっているからである 

いつまでもいつまでも家に辿り着けない夢を見る それはもう実際に帰る家がないことを意味しているのだろうしそれは事実なんだけれども、そこにもう私の中で過去になった人間達がこぞって出てくるので、さながらホラーである 勘弁してくれ 

 

時計の針が思ったより的確にして正確に、秒数を刻んでいたもので、合わない私の体内時計、結果バスは無残に走り去る

あぁ...と溜息をつきUターン、1500円するタクシー代を思い浮かべて、ナンセンス 私はチャリという愛馬があるもので、切り替える脳内 空は晴れているのに何故か小雨 濡れる前髪 気分ガタ落ち 会社に辿り着き体力ゲージ半分以下 今日の私はきっとダメなんだろうな、と思いつつも、先日の約束を果たそうと奮起 心のどこかで虚無を感じたものの、颯爽と帰宅 ソシャゲをやりつつTwitter 寝れないという事実 

明日は私は責任者でないので知りませんと吐き捨てて帰れない管理職を背後にさよなら〜と空気をぶち壊しチャリを置いてバスに乗る

原チャリの免許でも....と思うが原チャリに乗るためにどれだけの人間と関わらなければならないのだろうと想像 やめます人生

そんなこんなで可能性を目前に左手は添えるだけ ブザービートをキメた私は今日も俯いて歩くのだろう そうやって何もかも手放して結局何もかも無くなるんでしょうけど 最早ずっとそばに置いておきたいほど大事なものは無い

趣味 人間分析 

仲がいいんじゃないの?って、仲が良かろうが悪かろうが人間は人間なので 

 

いつ絶滅すんの?人間